
今日は「防災の日」です。
1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定されたこの日は、災害への備えを見直す大切な日でもあります。
今年の夏も猛暑や大雨被害が全国各地でありました。ニュースを見るたびに「もし自分の地域で同じことが起きたら…」と考えさせられます。
訓練から学んだこと
先日、防災士として小学校の先生方の防災訓練に参加しました。
想定は「南海トラフ地震・震度6強」。授業中に発生し、調理実習室から出火、校内にはけがをした児童や行方不明者、心肺停止の来客まで…。
先生方が子どもたちを守るために真剣に行動される姿に、改めて「備え」と「意識」の大切さを感じました。災害時には完璧に動ける人はいません。だからこそ「想定しておくこと」が命を守る力につながります。
日常にできる小さな備え
防災は特別なことではなく、日常の延長線にあります。
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飲料水は1人1日3リットル×3日分を最低限の目安に(1週間分が望ましい)
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懐中電灯やラジオの電池は定期的にチェック
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非常食は普段食べ慣れたものを「ローリングストック」
そして意外と忘れやすいのが「トイレの備え」。災害時には水が使えず困ることが多いため、トイレにかけて使用する45Lのゴミ袋と吸水ポリマーやペットシートなどを準備しておくと安心です。
看護師✕防災士として伝えたいこと
災害時に特に困るのは「薬」や「医療的ケア」の不足です。
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持病の薬は最低でも1週間分を工夫して準備
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アレルギーがある方は食べられる非常食の確認を
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不安やストレスで体調を崩す方も多いため、心のケアも忘れずに
健康と防災は切り離せません。災害に強い地域づくりには「心と体の両方の備え」が必要だと感じています。
おわりに
災害は忘れた頃にやってきます。
大切な人を守るために、今日という日をきっかけに「小さな一歩」を始めてみませんか?
私も「看護師✕防災士」として、地域の皆さんと共に安心して暮らせるまちづくりを続けていきたいと思います。
